我、「アクティブ・ミレニアル」ぞ。一億総中流はもう存在しない、格差社会の日本。
「最近の若者は…」というフレーズは絶対使わないと心に誓っている、平成生まれのミレニアル世代の筆者です。
一般的に「若者」と聞くと20代の若者を思い浮かべるのではないでしょうか。筆者もギリギリ、20代後半の「若者」なのです。
そんな若者の中で今、消費意欲が旺盛で車、時計、タバコにお金を使う「アクティブ・ミレニアル」が東京で存在感を増しています。
目次
「ゆとり世代」と「さとり世代」が入り混じるミレニアル世代
ミレニアル世代とは、主にアメリカで使われる単語で1980〜2000年代に生まれた若者を指します。
日本ではあまり馴染みのない単語ですが、「ゆとり世代」と「さとり世代」が入り混じった世代を表現する言葉で、これまでの平成以前の世代とは根本的に考え方が違います。
「ゆとり教育」を受けた世代(1987年4月2日から2004年4月1日生まれ)は、「ゆとり世代」と言われますが、「さとり世代」はそのゆとり教育が終了した後に、義務教育を受けた世代(2005年4月1日生まれ〜)を指すことが多いです。
「ゆとり世代」とは違う?「さとり世代」の年齢や特徴とは?|終活ねっと
では、そんな「ゆとり世代」と「さとり世代」はどんな特徴があるのでしょうか?
「さとり世代」に共通する9つの特徴」
- 「欲がない」のではなく熱がない
- さとり世代の休日は引きこもりがち
- 過程はどうでもいい。大切なのは「結果」
- 恋愛に振り回されない
- 目立つのは苦手です…
- 生まれたときからインターネットあり
- ブランドに興味なし、必要最低限のものがあればいい
- 面倒は嫌なので誰とでも仲良くする
- 無理に頑張らないし、きることしかしない
筆者の肌感覚だと「ゆとり世代」は上記の「さとり世代」の特徴とほぼ一致していると考えています。唯一の違いといえば、「さとり世代」の方が「ゆとり世代」よりデジタルネイティブだということ。完全なデジタルネイティブでない「ゆとり世代」の方がわずかながら「さとり世代」より「既視感」が弱いのでは?と考えています。
「欲がない」、「引きこもりがち」などと言われるミレニアル世代ですが、そのせいで様々な「○○離れ」が起き、社会に大きな影響を与えています。そんなこともあり、この世代は少し前から注目度が上がっているように感じます。
若者の車離れ
若者のテレビ離れ
若者のタバコ離れ
若者の海外旅行離れ
若者のゴルフ離れ
若者の凶悪犯罪離れ
https://ja.uncyclopedia.info/wiki/若者の○○離れ
車、時計、タバコにお金を使う「アクティブ・ミレニアル」
では、そんなミレニアル世代の中に存在する「アクティブ・ミレニアル」という世代はどんな世代なのでしょうか?
サイバーエージェント次世代生活研究所所長の原田曜平氏は以下の特徴を挙げています:
【特徴1】グローバルマインドの持ち主
【特徴2】タバコ、車、時計に金を使う
【特徴3】将来不安がない
【特徴4】インスタより親や友達の影響を受ける
都心で急増する"金遣いの荒い若者"の正体 | プレジデントオンライン
「若者のクルマ離れ」「お酒離れ」「海外旅行離れ」などの「○○離れ」が騒がれる中、アクティブ・ミレニアルはこの流れを明らかに逆らっています。
筆者は先日、若者が起業を考え直すべきだと投稿しました。
まさに「少子化×労働力不足」による「超ウルトラ売り手市場」で今の若者には追い風が吹いています。この追い風に乗って、アクティブ・ミレニアルは今後も増加するのではないでしょうか。
我、アクティブ・ミレニアルぞ。
では、アクティブ・ミレニアルの定義とは?
アクティブ・ミレニアルズは「さとり世代」とは対照的に、消費意欲が旺盛で活動的(アクティブ)です。そのおおまかなイメージは「東京の大企業に勤める20代で、年収の中心帯は600万円から800万円」といったところ。転職サイト「doda(デューダ)」の調査によると、20代の平均年収は346万円で、600万円から800万円はたった2.8%(600万円以上すべてでは3.4%)ですから、かなりの高給取りということになります。
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貯金に関する投稿をするとアクセス数・ブックマーク数がかなり伸びると最近気付きました。この前バズった投稿も30代40代の貯金がゼロというものでした。
他人の貯金額気にするような世の中で、このように20代で消費意欲が旺盛なアクティブ・ミレニアルが増えているという現実はとても皮肉に感じるのは筆者だけでしょうか。
日本の格差問題は本当の深刻だということを日々感じるアクティブ・ミレニアルの筆者ですが、日本経済が再び繁栄する日を切望しています。このままでは有能な若者は日本から流出することは目に見えています。現に、筆者の周りでは将来日本に暮らしたいというミレニアル世代は日に日に現象している気がします。
まずは、危機感を持ちましょう。これからの日本の繁栄を願って、「今のままではダメだ」という危機感が日本を救う第一歩なのではないでしょうか。