【失墜】日本の株式市場、時価総額で香港に抜かれる。世界4位に転落
遂に昨日(4/10)、香港株式市場が日本株式市場を時価総額で抜きました。
日本の株式市場は米国、中国本土、香港に次いで世界で4位の株式市場に失墜してしまいました。
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日本の株式市場、時価総額で香港に抜かれる
2019年に入ってから香港市場はIT大手のテンセントの猛反発(年初来リターン24%、4/10時点)に牽引されて大きく値上がりました。
反して日本市場は反発が鈍く、TOPIXは年初来7.6%高(4/10時点)に留まっています。
こんなに早く香港市場に時価総額で越されるとは思ってもいなかったので、正直驚いています。
株式市場の時価総額で、日本が香港に抜かれ世界4位に後退した。香港株は昨年大きく値下がりしていたが、今年に入り持ち直し、米国と中国本土に次ぐ3位に浮上した。
香港株式市場の時価総額は9日時点で5兆7800億ドル(約643兆円)。日本市場は5兆7600億ドルとなった。
日本株の7割は外国人が取引している?
世界4位に失墜してしまった日本市場ですが、海外投資家の存在感が増しています。
日本取引所グループのデータによると、2018年12月時点で東京二市場の投資部門別株式売買代金の7割以上を外国人が占めていました。このトレンドは上昇傾向にあり、反対に個人は減少傾向にあります(下記チャート参照)。
更に、投資部門別株式保有率を見ると、外国人が30%と一番保有比率が高いです。
「貯蓄」から「投資」が進まない日本ですが、国内主導で香港市場から時価総額世界3位の座を奪還して欲しいと切望している筆者です。