【悲報】日本の男性(18~39歳)、4人に1が童貞。
異性にモテないから収入が低いのか、収入が低いからモテないのか。「モテ」と「収入」は間違いなく強い相関関係を持っていますが、その因果関係は未だに解明されていません。
そんな中、「日本の18~39歳男女の25%が性交渉未経験」という研究結果が目に留まりました。しかも、「性交渉がないのは本意ではない可能性がある」との事なのです。
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日本の18~39歳男女、25%が性交渉未経験!?
東大とスウェーデン・カロリンスカ研究所のチームは「日本の18~39歳男女の25%が性交渉未経験」という研究結果を8日付で発表しました。
18~39歳の日本人の25%に異性間の性交渉経験がないとする研究結果を、東京大とスウェーデン・カロリンスカ研究所のチームが8日付の英医学誌BMCパブリックヘルスに発表した。2015年時点の推計で、23年前の20%から増えていた。1万人以上の調査データを分析した。
性交渉、経験なしが25% 日本の18~39歳男女 - 毎日新聞
更に、チームによると男性では収入が低いほど未経験率が高くなり、正規雇用と非正規雇用・無職の間で未経験率が大幅な乖離がありました。
チームによると、男性では収入が低いほど未経験率が高かった。上田ピーター・東大客員研究員は「性交渉を求めない傾向は『草食系男子』などと言われてきたが、実際には収入や雇用形態の影響で不本意ながら経験していない面があるのでは」と分析した。
10年のデータを詳細に分析したところ、25~39歳の男性では、正規雇用に比べ非正規雇用と時短勤務の人の未経験率は3.82倍、無職では7.87倍に達した。収入が低いほど未経験率は高かった。
30代、1割が性交渉未経験=男性は低収入と関連-東大:時事ドットコム
30代の未経験率の増加と平均年収の推移
18~39歳の性交未経験率が上昇した大きな要因として、30代の未経験率の増加が挙げられます。下記の通り、男女ともに30代の未経験率が大幅に増加しているのです。
30代前半の男性では1987年の8.8%から2015年の12.7%に増加。女性は6.2%から11.9%に増えた。
30代後半の男性では1992年の5.5%から2015年の9.5%に、女性は4.0%から8.9%に増加した。
30代、1割が性交渉未経験=男性は低収入と関連-東大:時事ドットコム
それもそのはず。平成に入ってから30代、特に30代の男性の平均年収が右肩下がりで減少しているのです。冒頭に述べた、「異性にモテないから収入が低いのか、収入が低いからモテないのか」という議論に対して、後者なのではないかと思ってしまう結果となっています。
アメリカでも「草食化」・「セックスレス」が進んでる?
ご存知の通り、日本では「草食化」が平成の時代に休息に進行しました。性交未経験率の上昇を後押ししている「草食化」ですが、アメリカでも近年進んでいるのです。
The Washington Postによると「成人の4人に1人が直近1年以内に性交していない」のです。
日本では、男性主導だと思われていた「草食化」ですが、実は女性の性行動の不活発化が大きな原因になっています。女性の間で性に対するイメージが悪化しており、データを見ても女性の性交経験率の低下が顕著に表れています。
それに対して、アメリカでは18~30歳の男性主導で「セックスレス」が進行しており、The Washington Postでは18~29歳の男性の「セックス離れ」について3つの理由が挙げられています:
- 2008年以降から特に上昇していることから、労働参加率の低下が挙げられる。無職の54%が交際相手がいないのに対して、職に就いている場合は32%まで低下。
- 女性より男性の方が実家に住んでいる。18~29歳の女性の29%が実家住みに対して、実家住みの男性は35%。
- テクノロジーの進歩。ネットフリックス、SNS、ゲーム等、テクノロジーの進化で自由な時間が割かれている。