平成ゆとりBloggerの戯言

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【日本沈没】去年の貯蓄額「0円」が全体の4割!?キャッシュレス派の貯蓄高は現金派の2.4倍

先月、30代40代の4人に1人が「貯蓄ゼロ」という投稿がバズりました。貧富の格差が拡大する中、「貯金・貯蓄」はかなりホットなトピックなのです。

 

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そこでJCBは2019年3月8日から11日の4日間、全国の20歳から69歳の男女を対象に今年で5回目となる「キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査」をインターネットで実施しました。

 

JCB調べ キャッシュレス派男性の平均貯蓄増加額は現金派の2.2倍、キャッシュレス派女性では現金派の2.6倍に|株式会社ジェーシービーのプレスリリース

 

今回はこの調査で明らかになった驚くべき結果について投稿したいと思います。

 

目次

 

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新年度の目標は「貯蓄」が1位?

まず、JCBのキャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査で20歳から68歳の男女1,000名に「新年度の目標」について聞きました。

 

なんと38.3%が「貯蓄」と答え、1位となりました。更に驚く事に、この結果は2015年の調査開始以来、5年連続トップなのです。

 

やはり、景気減速(デフレ)・貧富の格差拡大・人口減少という不透明感の強い時代の中では貯蓄・節約志向が根強いようです。

 

全国の20歳から69歳の男女1,000名(全回答者)に、新年度(4月から)の目標を聞いたところ、1位「貯蓄」(38.3%)、 2位「生活費の見直し・節約」(28.4%)、3位「仕事や家事の効率 UP」(21.7%)、4位「ダイエット」(20.5%)、5位「趣味力 UP」(17.5%)でした。「貯蓄」は、2015 年の調査開始以来、5年連続トップ、「生活費の見直し・節約」は5年連続 2位となりました。将来不安が依然として高いためか、消費者の貯蓄志向や節約志向は根強いようです

 

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昨年1年間の貯蓄増加額「0円」は全体の4割!? 

続いて、「昨年1年間で増やせた貯蓄額」を聞いたところ驚くべき結果が。なんと、約40%の回答者が「0円」でした

 

「新年度の目標」に対して「貯蓄」が1位だったにもかかわらず、昨年の貯蓄額が0円という不思議な現象が起きているのです。

 

日本はかつて「1億総中流社会」と呼ばれていました。しかし、この国では表面下で格差が急速に広がってしまいました。日本は現在、危機的状況にあると言ってもおかしくないでしょう。

 

全回答者(1,000 名)に、昨年1年間で増やせた貯蓄額を聞いたところ、最も多かったのは「0円」で39.8%でした。昨年は貯蓄を全く増やせなかったという人が全体の4割となりました。「1万円~50万円未満」が28.6%、「50万円~100万円未満が12.7%、「100万円以上」が14.1%となり、0円との回答も含めた平均貯蓄増加額は57.2万円でした。

 

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キャッシュレス派男性の平均貯蓄増加額は現金派の2.2倍!?

新年度の目標が「貯蓄」なのに、昨年1年間の貯蓄額が「0円」だった割合が4割という驚きの結果を見てきましたが、この調査では更に面白い結果が見られました。

 

「PayPay」、「LINE Pay」、「メルペイ」等キャッシュレス決済手段が乱立している日本ですが、キャッシュレス決済を使用するキャッシュレス派の平均貯蓄額の増加が現金派を大きく上回ったのです。

  • 男性ではキャッシュレス派は現金派の 2.2 倍
  • 女性ではキャッシュレス派は現金派の 2.6 倍

 

しかも、「新年度の貯蓄目標」を聞いたところキャッシュレス派は現金派の1.8倍の貯蓄額を目標としていることがわかりました。

 

ここで、昨年1年間で増やせた貯蓄額を、日頃の買い物などの“支払い方法”で分けたタイプ別にみると、キャッシュレス 派の平均貯蓄増加額は83.2万円、現金派の平均貯蓄増加額は34.2万円となりました。キャッシュレス派は現金派の2.4倍の貯蓄額を増やせたという結果になりました。男女別に平均貯蓄増加額をみると、キャッシュレス派の男性では102.4万円、現金派の男性では45.8万円、キャッシ ュレス派の女性では61.6 万円、現金派の女性では23.3万円でした。男性ではキャッシュレス派は現金派の 2.2 倍、女性ではキャッシュレス派は現金派の2.6倍となりました。男女とも、キャッシュレス派のほうが現金派よりも貯蓄力が高い傾向が明らかになりました。

 

日頃の買い物などの“支払い方法”で分けたタイプ別にみると、キャッシュレス派の平均貯蓄目標額は325.4万円、現金派の平均貯蓄目標額は178.3万円となりました。キャッシュレス派は現金派の1.8倍の貯蓄額を目標としているという結果になりました。キャッシュレス派と現金派の貯蓄格差が広がる可能性がありそうです。

 

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