平成ゆとりBloggerの戯言

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【マーケット】日経平均が下がらなさ過ぎて吐きそう(含み損)。ベアマーケットラリーはそろそろ息切れか?

日経平均がなかなか下がらない。インバース型のETFや投信を買って含み損をかかえているのは筆者だけではないでしょう。

 

ちなみに、筆者は「楽天日本株トリプル・ベアIII」の含み損が10%を超えそうです。。

楽天日本株トリプル・ベアIII | 投資信託 | 楽天証券

 

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損切りも考えましたが、この相場はいつ反落してもおかしくない状態です。実態とのギャップがあまりにも大きすぎる、ベアマーケットラリーの典型だと考えているからです。 今回は日経平均が下がると思っている根拠について書きたいと思います。

 

目次

 

いつまで上がり続ける、日経平均

金曜日(3/1)に2ヵ月半ぶりの高値で引けた日経平均。2019年に入って急進を続ける日経平均ですが、どこまで上がり続けるのでしょうか。

 

様々な指標で「過熱感」を示唆されている日経平均ですが、一番代表的な「騰落レシオ(25日)」も2月初旬に「買われすぎ水準」を示す120を超えてから高止まりしています。

 

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騰落レシオ 日経平均比較チャート

 

著名個人投資家CIS氏も焼かれる

そんな日経平均ですが、「一人の力で日経平均を動かす男」として知られる著名個人投資家のCIS氏も日経をショートして踏まされてしまいました。その結果、1億円も損したのです。

 

 

 

誰もが過熱感を感じている中、上がり続ける日経平均。この波に乗れずに苦しんでいる投資家は少なくないでしょう。

 

日経平均反落を示唆する材料その①

流れに逆らってショートしている筆者ですが、日経がここから反落すると思われる材料を3つ紹介したいと思います。

 

1つ目が今の株価上昇は「ベアマーケットラリー」の可能性が高いということ。ベアマーケットラリーは日本でいうと、「不況下の株高」。実は、このベアマーケットラリーは投資家にとってかなり厳しい現象なのです。

 

しかし、そんなベアマーケットラリーは日経新聞によると期間は平均で2~2ヵ月半、安値からの上昇率は15%だそうです。年初からの上昇は過去の経験則を見る限り、終わりに近づいているといえるでしょう。

 

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 日経平均株価は昨年10~12月の急落の半値戻しが迫るところまで上昇を続けてきた。予想通りに悪かった上場企業の決算発表は先の急落で「織り込み済み」。米金融政策のハト派転換も「カネ余りは七難隠す」とばかりに強気派を勢いづかせる。底入れがみえない業績と株価のギャップは広がるばかりで、戻り相場の賞味期限がそろそろ気になってくる。

 

昨年12月25日に底を入れた株価の反発を支えてきたのは、業績や景況感の悪化を先んじて過度に織り込んだがゆえの「材料出尽くし」による買い戻しだ。経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)の裏づけのない株価上昇は1980年代まで繰り返された「不況下の株高」の再現だが、海外でもこうした株価の動きは「ベアマーケットラリー」としてよく知られている。

 

過去の平均パターンからは2つのことが分かる。株価が安値から天井を打つまでの期間は2カ月~2カ月半程度。安値からの株価上昇率は約15%だ。

 

現在の反発局面は日経平均が安値をつけた昨年12月25日からちょうど2カ月を経過し、日経平均の上昇率は12%。過去の経験則を単純に当てはめれば、今回のベアマーケットラリーはそろそろ終わりを迎えるタイミングということになる。

 

www.nikkei.com

 

日経平均反落を示唆する材料その②

日経がそろそろ反落してもいいと考える2つ目の理由が、世界経済の減速は止まっていない、ファンダメンタルズは良くないという点です。

 

世界経済の減速を示している指標としてバルチック海運指数(BDI)が挙げられます。そのBDIが去年末から暴落しているのです。

 

バルチック海運指数(BDI)とは?

BDIは、ロンドンのバルチック海運取引所が発表する外航不定期船の運賃指数。バルチック海運取引所は海運会社やブローカーなどから鉄鉱石・石炭・穀物といった乾貨物(ドライカーゴ)を運搬する外航不定期船の運賃を聞き取り、結果を取りまとめて同指数を算出、発表する。

バルチック海運指数 - Wikipedia

 

更に、Zero HedgeではBDIがS&P500の先行指数だということを指摘しています。BDIの急落に反して上昇を続けるS&Pですが、S&Pの急落をきっかけに日経平均も下落するということはあり得るのではないでしょうか?

 

f:id:yutori_blogger:20190303135714p:plainWhy S&P Bulls Should Worry As The Baltic Dry Collapse Nears Worst On Record | Zero Hedge

日経平均反落を示唆する材料その③

最後に、先日投稿しましたが、インドとパキスタン情勢の今後の悪化です。

 

いつ戦争が起きてもおかしくないという状況の中で、インド・パキスタンの緊迫状況は市場関係者からはノーマークです。誰も予想していなかったであろうこの状況はリスク・オフのきっかけになり兼ねないのではないでしょうか。

 

あまり日本のメディアでも放送されませんが、インド・パキスタンの情勢には今後も注目したいと思います。

 

www.yutori-blogger.com

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