平成ゆとりBloggerの戯言

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まだ、YouTubeで消耗してるの?ユーチューバー時代の終わりの始まり

先週の火曜日(1/22)に著名YouTuberラファエル氏のYouTubeチャンネルがBANされました。そんなラファエル氏ですが、「もう大物は生まれない。YouTuberにはならない方がいい」と語っています。

 

日本のYouTuberのパイオニアの一人であるラファエル氏の言葉には説得力があります。ラファエル氏のチャンネルBANが、YouTuberの時代の終わりの始まりだと思う理由について考えてみたいと思います

 

YouTuberを今更目指さない方がいい理由:

 

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 YouTubeのコンプラ意識と「テレビ化」現象

Youtubeが世界中にここまで普及したのは、誰でも、気軽に、何でも、投稿出来るとこでした。更には、動画を好きな時に好きなだけ見れるという利便性も普及した大きな要因でした。

 

とにかく自由で、知名度がなくても想像力次第で世界中の人々から動画が視聴されるという、現代版アメリカン・ドリームを実現してくれるような夢のようなプラットフォームがYouTubeなのです。

 

しかし、そんなYouTubeに思わぬ転換期が訪れました。2019年になり、YouTubeという動画プラットフォームの「自由」が奪われつつあるのです。

 

ご存知の通り、YouTubeは2005年に設立され、翌年の2006年にGoogleに買収されました。「コンプライアンス」という言葉が流行語になるような世の中で、Googleというグローバル企業も時代の流れには逆らえなかったのです。

 

今まで、コンテンツの「自由さ・幅の広さ」でテレビとの差別化を図ってきたYouTubeですが、このエッジがなくなってきているのです。YouTuberとテレビに出演している芸能人や芸人は、アマチュアとプロの差があります。つまり「テレビ化」が進むと、YouTuberを芸人や芸能人と同じ土俵に立たせてしまう事になってしまい、相対的にYouTuberの競争力が落ちてしまうのです。

 

以前から性的なコンテンツ、著作権侵害、危険行為、暴力行為、プライバシーの侵害、差別やいじめを助長する内容などを禁止してきたYouTubeは、今月16日付でルールをさらに厳格化。死亡のリスクが伴うチャレンジ、けがや身体的危害をもたらすリスクを伴う危険なチャレンジへの未成年者の関与、また身体的な危険にさらされていると犠牲者に信じ込ませるいたずらや、実際に身体的危害をもたらすいたずら、未成年者に精神的苦痛を与えるいたずらや虐待的ないたずらについて認めないという方針を示していた。


blogos.com

 

イケハヤが「#動画撮れ」と煽っている

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つい先日、UUUMのネットワーク審査に落ちていたイケハヤ氏ですが、著者はイケハヤ氏を「リバース・インディケーター」として見ています。

 

つまり、イケハヤ氏が推し始めてからでは参入は遅すぎるということです。

 

イケハヤ氏の直近のトラック・レコードを見てみると、

  • ソーシャル・レンディング
  • 仮想通貨(積み立て)
  • FX(AUDJPY)

すべてはうまくいっていないのです。 

 

2018年後半からYouTubeで動画を撮ることを推していますが、もう新規参入するタイミングではないと著者は考えています。YouTubeに参入するタイミングはサイクルで言うと終盤、イケハヤ氏本人がUUUMのネットワーク審査に落ちたことが最大の証拠です。

 

www.yutori-blogger.com

 

全再生回数の90%を上位3%のYouTuberが占めている

新規参入のタイミングを過ぎてしまったYouTubeですが、YouTuber内での格差が広がりつつあります。

 

YouTubeの再生回数はトップYouTuberに独占されている状態なのです。しかも、この流れは止まるどころか、加速しているのです。 

 

YouTubeが後発組に厳しい仕組みで、今更参入しても先駆者利益は得られない可能性が非常に高いです。それを裏付けるデータを抜粋すると:

  • 2006年:YouTube全再生回数のうち、YouTuber上位3%は63%を占めていた
  • 2016年:YouTube全再生回数のうち、YouTuber上位3%は約90%を占めていた
  • 2016年から活動開始した新Youtuber:85%は最大再生回数485回/月

 

更に、以下の記事にあるように、もしYouTuberとしてそこそこ成功してもあまり豊かな収入を得られないというのが現状です

 

YouTubeには投稿したムービーにより広告収入を受け取る制度「パートナープログラム」があり、この制度で生計を立てようとしているYouTuberの96.5パーセントは、平均的なアメリカの貧困ラインを下回る収入です。もし、軌道に乗ってチャンネル登録者数が上位3パーセントで再生回数が月140万回を超える人気YouTuberになった場合の年収は約1万6800ドル(約180万円)になると予想されています。しかし、この収入は、アメリカの貧困ライン収入1万2140ドル(約130万円)をやや上回るぐらいであり、アメリカの2人世帯の収入2人世帯の平均収入の1万6460ドル(約180万円)と比べると人気にクリエーターになれたとしても、あまり豊かな収入でないということがわかります。

バルトル教授の調査によると2006年のYouTubeの全再生回数のうち、63パーセントが上位3パーセントの人気YouTuberのムービー再生回数により占められていました。そして、10年後の2016年ではその占められている再生回数の割合が63パーセントから約90パーセントに上がっています。一方で2016年から活動を始めた後発の新人YouTuberたちの85パーセントは、1カ月につき最大再生回数が485回と少ない再生回数です。

 

gigazine.net

 

最後に

著者は、YouTubeのヘビーユーザーです。アンチYouTubeを提唱してるわけではなく、とにかく今からYouTuberを目指す事がいかに無理ゲーなのかをお伝えしたいだけなのです。

 

YouTubeはすでに先駆者利益を得られる時代を過ぎてしまっているのです。今は、その先のYouTuberとして土台を築いているパイオニア達がマネタイズする段階に突入しています。

 

そこで、著者は注目しているのがUUUMという会社です。多くの著名YouTuberを抱えるUUUMですが、直近株価が急騰し、時価総額が1,000億円を突破しました。

様子を見ながら調整するタイミングで買いたいと著者は考えています。

 

2017年の8月末に上場し、公開価格は2,050円でした。初値は公開価格の3.3倍の6,700円で寄って話題になりましたが、本日(1/18)の引け値ベースで公開価格より約8.3倍になっています(2018年9月に1:3の株式分割済み)。

時価総額が1000億超え、桑田佳祐や福山雅治が所属しているアミューズの約6倍、そしてAVEX(エイベックス)の約1.7倍まで膨れ上がりました。そして、UUUM株を45万株保有する著名YoutuberのHIKAKINの保有株は27億円まで膨らみました。

まだ高知の山奥で消耗してるの?著名Youtuberイケハヤ、UUUMネットワーク審査落ちる。 - 平成ゆとりBloggerの戯言