【日本株】人手不足で株価暴落！？2019年も人手不足関連銘柄に注目！
三連休も最終日となりましたが、今決算期にマーケットで注目しているテーマについて投稿したいと思います。
吉野家HD（9861）
先週の金曜日、牛丼でお馴染みの吉野家HD（9861）の株価が5.8%安と暴落しました。木曜日の引け後に発表された第3四半期決算を受け、寄りから弱く、終日反発することなく引けてしまいました。
ここで注目したのは、天候等の影響もあったものの、「人手不足による人件費の増加などコスト増」が予想されていた以上に業績に影響したことです。
9月の台風や北海道地震などの影響で営業時間の短縮や休業を余儀なくされた店舗が多く発生したこと、原材料価格の高騰や人手不足による人件費の増加などコスト増が業績悪化の背景に。厳しい決算は想定されていたものの、収益の落ち込みは想定以上との見方が優勢に。
プレナス（9945）
続いて、持ち帰り弁当の「ほっともっと」や「やよい軒」を運営しているプレナス（9945）。こちらは先週の金曜日の引け後に第3四半期の決算を発表しましたが、なかなか厳しい結果になりました。
2019年2月期の第3四半期の累計連結最終損益が4.1億円の赤字に転落したのに加え、通期予想をトントンから15億円の赤字に下方修正しました。吉野家同様、天候や地震の影響もあったことは予想されますが、人手不足によるコスト増が大きな原因だったのではないでしょうか。
プレナス <9945> が1月11日大引け後(15:00)に決算を発表。19年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結最終損益は4.1億円の赤字(前年同期は24.7億円の黒字)に転落した。
併せて、通期の同損益を従来予想のトントン→15億円の赤字(前期は23.5億円の黒字)に下方修正した。
人手不足関連銘柄
人手不足は以前から注目されていたテーマでした。しかし、吉野家やプレナスの決算を受け、投資家の予想以上に人手不足は進行しているのではないでしょうか。先週の金曜日の吉野家HD（9861）を見る限り、明らかに人手不足によるコスト増が軽視されていたように見えます。
では、人手不足の影響を受けやすい業界・銘柄について考えましょう。吉野家やプレナスのようにアルバイトの比率が高い業界、つまり小売りや外食産業の企業は一番影響を受けるのではないでしょうか。アルバイトの人材は流動性が高く、賃金は需給に左右されやすいからです。
だいぶざっくりですが、人手不足に影響される銘柄、恩恵を受ける銘柄をまとめてみました・
人手不足、マイナス銘柄（コンビニ、外食、ドラッグストア、小売り全般）：
人手不足、恩恵銘柄（人材）：
