【日経平均・テクニカル指標】落ちるナイフは掴むな?日経はまだ様子見ムード
今年は年末にかけて、ボラティリティが一気に上昇し、先週は日経・ダウ共にリーマンショック以来最悪の下落率を記録しました。Fedの利上げとパウエルの発言を受け米金利は急落し(2.8%割れ)、米中摩擦が解消されないまま世界経済の減退も懸念されており、マクロ環境は決して良くない状況の中、ヘッジファンドのパフォーマンスもここ数年では最悪です。
しかし、先週の金曜日に日経はついに先物ベースで2万円を切り、騰落率は2017年以来初めて70を切りました(図1)。PERもアベノミクス経済が発足した2012年の水準まで下がり、様々なテクニカル指標で「売られすぎ」のシグナルが点灯しています。
では、日経はここで「買い」なのでしょうか?正直今、日経平均を買うのは落ちるナイフを掴むのと一緒です。地政学的リスク・年末の薄商い・ヘッジファンドや個人の買い余力を考えるとまだまだ指数の下落は考えられます。著者はこの水準とマクロ状況ではまだ買いではないと思っています。
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